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ChatGPTの勘定科目は?通信費・支払手数料・雑費のどれで処理するか解説

ChatGPTの勘定科目は?通信費・支払手数料・雑費のどれで処理するか解説

ChatGPTを業務で利用する企業や個人事業主が増える中、「ChatGPTの利用料はどの勘定科目で記帳すればよいのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。毎月発生するサブスクリプション費用だからこそ、適切な経理処理が重要です。

この記事でわかること

  • ChatGPT利用料に適した勘定科目:代表的な処理方法を解説
  • 通信費・支払手数料・雑費の違い:勘定科目ごとの特徴を整理
  • 記帳時の具体的な仕訳方法:実務で使える仕訳例を紹介

ChatGPTの利用料はどの勘定科目で記帳するべきか

筒井彰英 税理士
税理士からのひとこと
筒井 彰英(税理士)

ChatGPT利用料は法令で勘定科目が指定されているわけではなく、継続して同じ基準で処理することが重要です。

ChatGPTは月額課金型の生成AIサービスです。例えばChatGPT Plusは月額20ドル程度、ChatGPT TeamやEnterpriseは利用人数に応じた料金が発生します。

結論から言うと、ChatGPT利用料は次のいずれかの勘定科目で処理するケースが一般的です。

  • 通信費:クラウドサービスとして処理
  • 支払手数料:外部サービス利用料として処理
  • ソフトウェア利用料:独自の補助科目を設定している場合
  • 雑費:少額・単発利用の場合

最も重要なのは、会社内でルールを決めて継続的に同じ処理を行うことです。

特に2025年以降はクラウドサービスやAIツールの利用が増えているため、経理規程の見直しを行う企業も増えています。

勘定科目は会社ごとのルールで決められる

勘定科目とは、取引内容を分類するための会計上の名称です。

国税庁がChatGPT専用の勘定科目を定めているわけではありません。そのため、サービスの利用目的や社内ルールに応じて適切な科目を選択できます。

重要なのは単発で判断を変えるのではなく、毎月同じ基準で記帳することです。

通信費として処理するケース

筒井彰英 税理士
税理士からのひとこと
筒井 彰英(税理士)

クラウドサービスやSaaSを通信費で統一管理している企業では、ChatGPTも同様に処理すると管理しやすくなります。

通信費は、インターネット回線や電話料金、クラウドサービス利用料などに使用される勘定科目です。

ChatGPTはインターネット経由で利用するクラウド型サービスであるため、通信費として処理する企業は少なくありません。

例えば次のような費用を通信費で処理している場合は、ChatGPTも同じ科目で管理しやすくなります。

  • インターネット回線料金:通信関連費用として処理
  • クラウドストレージ利用料:オンラインサービス利用料
  • Web会議システム利用料:業務インフラ費用
  • AIツール利用料:クラウド型業務支援サービス

通信費での仕訳例

月額20ドル(3,000円換算)のChatGPT Plusをクレジットカード決済した場合

  1. 借方:通信費 3,000円 / 貸方:未払金 3,000円
  2. クレジットカード引落時 借方:未払金 3,000円 / 貸方:普通預金 3,000円

支払手数料として処理するケース

支払手数料は、各種サービス利用料や決済手数料などを計上する際に使用される勘定科目です。

ChatGPTを業務効率化ツールとして利用している場合、支払手数料で処理する企業もあります。

特に次のようなサービスを支払手数料として処理している企業では整合性が取れます。

  • クラウド業務システム:業務支援サービス
  • 電子契約サービス:契約関連ツール
  • 決済サービス:決済関連費用
  • 業務支援ツール:外部サービス利用料

支払手数料での仕訳例

月額利用料5,000円の場合

  1. 借方:支払手数料 5,000円 / 貸方:未払金 5,000円

会計上は通信費との優劣が決まっているわけではありません。

雑費で処理しても問題ないのか

雑費は他の勘定科目に分類しにくい少額の支出を処理するための科目です。

ChatGPT利用料を雑費として計上すること自体は可能ですが、毎月継続的に発生する費用の場合は注意が必要です。

例えば年間で3万円〜10万円以上発生する場合、雑費では内容が分かりにくくなります。

経理担当者や税理士が決算時に内容を確認しづらくなるためです。

雑費が適しているケース

  • 単発利用:継続利用しない場合
  • 試験導入期間:本格導入前の利用
  • 利用金額が極めて少額:重要性が低い場合
  • 利用頻度が低い:継続性がない場合

継続利用が前提であれば、通信費や支払手数料などへの分類をおすすめします。

ChatGPT以外のAIツールの勘定科目はどうするか

AIツールの普及に伴い、ChatGPT以外にもさまざまなサービスが利用されています。

代表例として次のようなサービスがあります。

  • ChatGPT:生成AIチャットサービス
  • Gemini:Googleの生成AI
  • Claude:Anthropicの生成AI
  • Microsoft Copilot:業務支援AI
  • Notion AI:文書作成支援AI

AIツールは勘定科目を統一する

AIツールごとに異なる勘定科目を使用すると、経費分析や予算管理が煩雑になります。

例えばAI関連サービスはすべて通信費に統一する、あるいは支払手数料に統一するなどのルールを設けると管理しやすくなります。

年間利用額が増加している企業では、「ソフトウェア利用料」や「クラウドサービス利用料」といった補助科目を設定する方法も有効です。

ChatGPTの記帳で注意したいポイント

為替レートの処理

ChatGPTは海外サービスのため、ドル建て決済になる場合があります。

クレジットカード会社が換算した金額を基準として記帳するのが一般的です。

利用月と決済日のレート差異が発生する場合もありますが、中小企業ではカード利用明細の金額を採用するケースが多くなっています。

領収書や請求書を保存する

電子帳簿保存法への対応のため、請求書や利用明細は電子データで保存しましょう。

OpenAIの管理画面から取得できる請求書や領収書は、決算や税務調査時の証憑として重要です。

よくある質問

Q. ChatGPT利用料は必ず通信費で処理しなければなりませんか?

A. いいえ。通信費、支払手数料、ソフトウェア利用料など、社内ルールに沿って継続的に処理すれば問題ありません。

Q. 雑費で計上しても問題ありませんか?

A. 少額かつ単発利用であれば問題ありませんが、継続利用する場合は専用の勘定科目へ分類する方が管理しやすくなります。

Q. ChatGPT以外のAIツールも同じ勘定科目で処理すべきですか?

A. はい。AIツール全体で勘定科目を統一すると経費管理や予算分析がしやすくなります。

Q. ドル建て決済の場合はどの金額で記帳しますか?

A. 一般的にはクレジットカード会社が円換算した利用明細の金額を基準に記帳します。

まとめ

ChatGPT利用料は通信費・支払手数料・雑費などで処理できますが、最も重要なのは社内で基準を定めて継続的に運用することです。

  • 継続利用なら通信費または支払手数料:実務上よく使われる処理方法です。
  • 少額・単発利用なら雑費:重要性が低い場合に適しています。
  • AIツール全体で統一:経費管理と分析を効率化できます。

AIツールの活用が進む今こそ、勘定科目のルールを整理し、効率的な経理体制を整備しましょう。

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この記事の監修者

筒井彰英

代表

筒井彰英

1979年(昭和54年)生まれ。愛知県豊川市出身。
ニュージーランドの高校(グレンダウウィーカレッジ)を卒業後、南山大学経済学部に入学。
大学を卒業と同年に税理士国家試験合格。
東京の新日本アーンストアンドヤング税理士法人に就職し、国際法人税務に携わる。
帰郷し、当時母が営む筒井経営会計事務所に就職。
平成21年1月、代表に就任。
平成26年9月、税理士法人中央会計社を設立・代表に就任。

(東海税理士会所属 税理士登録番号:109111)

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